松阪市射和町 白子屋メールマガジン バックナンバーNO2 王朝文学の里・斎宮
バックナンバー 5号
歳時記 斎王まつり

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                  *** 白子屋 メールマガジン ***                
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 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第 5 号 ━━━┛
伊勢の國「松坂」は射和(いざわ)の和洋菓子・白子屋が発行するメールマガ ジンです。
このメールマガジンは、白子屋のある射和を中心に、松阪、伊勢の国を 旅するコラムをメーンに構成しています。
読者の皆さまに、コラムをお読みい ただくうち、この土地が育んだ風土を少しでも感じ取っていただければと願っ ています。
                               白子屋店主  白子 繁
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□  歳時記 斎王まつり(明和町)
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 天皇の代わりに伊勢神宮に仕えるために都より遣わされた未婚の皇女・斎王。 この斎王の宮殿が斎宮です。
ここでは、斎王に仕える女官や官吏ら数百人が奈良や京の都から移り住んでい ました。 斎宮は、伊勢平野のほぼ真ん中、明和町斎宮という所に、奈良、平安時代を中 心に、およそ660年間にわたって存在しました。 宮殿は、東西約2キロ、南北約1.2キロの中に碁盤目状に大小の建物が整然と配 置されていました。幅約10メートルの道路に仕切られた区画の中では、和歌は もちろん、都から持ち込まれた貝合わせという遊びや蹴まりなどのある雅な暮 らしが営まれていたことでしょう。
斎宮での暮らしに対しては都でも無関心ではいられなかったことは、王朝文学 の最高傑作とされる「源氏物語」や、「伊勢物語」にも斎宮での出来事が取り 上げられていることでも分かります。 「伊勢物語」の主人公・在原業平は、神に仕える斎王とあってはならない恋を します。そのせつない思いを歌った和歌もあります。 歴代の斎王は延べ60余代。華やかさの反面、言い尽くせない悲話もあったこと でしょう。
そんな若き斎王たちの栄華を偲ぶまつりが、6月1日(前夜祭)、2日(斎王群 行)の斎王まつりです。
かつての宮殿跡はいま、のどかな畑や史跡公園となっています。このあたりの 名花・伊勢菖蒲も見頃を迎えます。 近くには斎宮歴史博物館や、いつきの宮歴史体験館もあり、たっぷり1日楽し めます。

   最寄り駅 近鉄斎宮駅 下車すぐ 問い合わせ
   0596.52.0054(斎王まつり実行委員会)

              https://www.shirokoya.com/saijiki.html

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□  ようこそ射和へ  
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射和は、松阪の市街地から車で2〜30分、郊外に走った小高い山と櫛田川にはさ まれた小さな街です。 でも、ここに息づく歴史と来たら。 7月12、13日には、伊勢地方屈指の山車が射和の古い街を練る射和祇園まつりが あります。この勇壮さは、この街の栄華を偲ぶには十分な迫力です。まったく 同じ日に松阪祇園まつりがあるのですが、その向こうを張るだけのパワーが射 和にはあります。

              https://www.shirokoya.com/izawa01.html

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□  編集後記
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私が斎王まつりに初めて出掛けたのはもう10年以上も前です。それ以来、ほと んど毎年のように出掛けています。毎年6月第1土曜、日曜と決まっています。 季節柄、お天気が心配なのですが、なぜか、雨が降ったという記憶はありませ ん。ただ、蒸し暑いなと思い、汗ばみながら、お祭り会場にいます。蒸し暑く なると斎王祭りと、伊勢菖蒲の紫の花を思い出します。
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