当日になるとはっぴを着て、てぬぐいを肩にかけ屋台に乗り込む時のあの姿。幼い頃から聞いて体で覚えているおはやしも練習の成果でりっぱにやりとげていく子供たち。「射和の子でよかった」と思わせるような顔にプライドのようなものが見えてきます。
この体験ができるのは小学生まで。この思い出はいつまでも子供たちの心に残り、大人になるとこのお祭りをまた自分の子供に伝えていってくれます。
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射和(いざわ)地区の行事といえばやっぱり7月におこなわれる祇園まつり。子供たちも練習日は学校から帰ってくるとすぐ宿題をして夕食をとり、練習と忙しい日になりますが、夜、友達と会えるのが楽しみのようです。まつりの日が近づくにつれて練習が厳しくなってきますが、子供たちなりに射和に住む一人としての自覚というものが感じられるほど真剣な目になってきます。
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